神社での願い事の言い方とその例|神さまに伝わるお願いの仕方

こんにちは、タツノトシです。先祖から四代に渡り、神へ仕えることを生業としております。

ここ数年間で良縁、結婚、安産、幼少の時より悩まされていた頭痛の取り払いなど、大小さまざまなお願い事をして、たくさんのおかげを頂けました。

本題ですが、神社で願い事をしようと思うけれど、どんな風に、どのような言い方で願えばよいのか疑問をもつ方も多いのではないでしょうか?

本記事では、神社で願い事をするときの言い方について、以下の6つの疑問について解説します。

  • 過去形、完了形で願った方が叶いやすい?
  • 願い事は宣言する言い方がよい?
  • 願い事は具体的な方が叶いやすい?
  • 平易な言葉遣いで願い事を伝えればよい?
  • 祈念の流れが分からない
  • お願い事は口に出す方がよい?

また、願い事の例文もあわせてご紹介いたします。

目次

神社での願い事の言い方

繰り返しですが、下記は神社での願い事の言い方についてのよくある質問です。

  • 過去形、完了形で願った方が叶いやすい?
  • 願い事は宣言する言い方がよい?
  • 願い事は具体的な方が叶いやすい?
  • 平易な言葉遣いで願い事を伝えればよい?
  • 祈念の流れが分からない
  • お願い事は口に出す方がよい?

順に解説いたします。

過去形、完了形で願った方が叶いやすい?

引き寄せの法則からの影響なのか、神社で願い事をするときに現在進行形でなく過去形・完了形で願うと成就しやすいという説があります。

恋愛についてのお願いでたとえれば、
「○○さんとお付き合いができますように」ではなく、「○○さんと付き合えました。ありがとうございます」と感謝すれば願いが叶いやすいそうです。

「言葉は現実を変える力がある」といいますが、神社で神さまにお願いするときの願い方としては、不適切だと思います。

例えば、上司に有休消化を願い出るときに、「休ませてもらってありがとうございます!」と言えば変な顔をされるでしょう。

人にものを頼むときに過去形や完了形で言うと、相手を苛立たせるかもしれません。

神に頼むも人に頼むもおなじこと。

神に願い事をするときは、普通に現在進行形の「○○をしてください」という形で願えばよいと思います。

感謝をするならば、これから起こることに感謝をするのではなく、これまで頂いたお恵みに感謝する方がよいでしょう。

願い事は宣言する言い方がよい?

神さまへ願い事をするときは、誓うように願うとよいです。

合格祈願で例えれば、
「○○大学へ合格させてもらいます。どうぞ神さまのお力添えをいただけますよう、お願い申し上げます。」と願う方が神の心に通じると言います。

これは心構えの話で、「願いが叶うだろうか」「神さまは聞いてくれているのだろうか」という弱気な心では神には届きにくい。

「是非ともおかげ(ご利益)を頂かせてもらいます」という元気な気構えで願う方が、神へと通じるのです。

わたしたち人間は、一人一人が神より分霊(わけみたま)を授けられています。なので、一心を立てて願えば、心を通してもとの神へと通ずるのです。

自分は神の子であり、その自分が真剣に願えば神へと届く。その自覚をもって(自己肯定感をだして)願った方が願いは叶いやすいです。

願い事は具体的な方が叶いやすい?

「商売繁昌しますように」という抽象的な願いよりも、「今月の売り上げがいくら以上になりますよう」という具体的な願いがよいといわれます。

具体的な願いには以下のようなメリットがあるからです。

  • 願い主がその気になり、願う心が強くなる
  • 自分がするべき行動が明確になる
  • 願いの成就・不成就がはっきりわかる

たとえ願いが不成就であっても、「なぜ願いが成就しないのか?」と考えるきっかけにもなります。

そして、「今度はここを改めてもう一度願ってみよう」と押して願えば、人間としての成長ができ結果として実を結びやすくなるのです。

具体的な願いは、抽象的なふわっとしたお願いよりも、誤魔化しが聞かない分、真剣に神へ向かうことができます。

ただ、神の恵みは人間の考えに及ばないこともあるので、抽象的な視野を持つことも大事です。

むかし、千田志満という女性が「子どもを下さい」と神さまへ願うと、「子供を授けてやるから手厚く神信心をせよ」とのお言葉が下がりました。

神へ一心を立てていると千田志満のもとへ、神さまへ願ってくださいと頼む人が次々に現れ、慕われるようになりました。

しかし、肝心の子どもが出来ないので、神さまへ「以前、子供をお授けになるとお約束になりましたが」とお尋ねしました。

すると神より、「そなたには、腹を痛めないで、教え子という子を幾人も授けてあるはずである」との返答があり、それ聞いて感泣したといいます。

このように、具体的な願いは不成就だったけれど、広い目で見れば神さまが成就をさせてくれたということがあります。

そのため、具体的な願いをもちつつ、同時に抽象的なおかげも大切にせねばなりません。

また、体のことを一から十までこと細かく願えば日が暮れてしまうため、「体の丈夫をお願いします」と一言、願えばそれでよいともいわれます。

平易な言葉遣いで願い事を伝えればよい?

「神に頼むには親へ頼むように願え」「人に話すように願え」というように、神さまへは、日常で使う平易な言葉づかいでお願いしましょう。

古くかしこまった言葉だから願いが成就するわけでも、現代の言葉だから願いが不成就になるわけでもありません。

自分が心で想う通りにお願いすれば、それで神へと届きます。

あまり堅苦しくしすぎるとなにごとも長続きしません。

フォーマルで厳格な神信心よりも、カジュアルで緩やかな神信心の方が形骸化せずに長続きし、人にも伝わりやすいのです。

「神へ願うには、かならず正装をして、神前に向き合って、完璧な作法でなければならない」と思い込むと、それを崩せばおかげ(力添え)が受けられなくなります。

作業着を着て野良仕事をしながらでも、便所からでも神へと願えるという神信心だと、いつでも、どこからでも願うことができます。

厳格でマニアックにするよりも、肩の力を抜いて「神と共にある暮らし」をするのがよいです。

「体にはぼろを着ても、心に錦(立派な着物)を着ておれ、神信心は正直がもと」といいます。

神さまへ願い事をするときは、敬う一心の真心があれば、やさしい言葉でも十分に伝わります。

祈念の流れが分からない

神さまへの祈念の流れの型は以下の通りです。

  1. 神名を奉唱する
  2. 住んでいる地名や住所
  3. 自分の名前、もしくは干支
  4. お礼とお詫び
  5. お願い事

例えば、金神乃宮(こんじんのみや)でお祀りする天地金乃神(てんちかねのかみ)へと糖尿病の病気平癒を願う場合、以下のように願います。

「(1)天地金乃神さま、金光大神さまのお手続きでお願い申します。(2)東京練馬の(3)丑の年○○です。

(4)日々、食物を頂き体を作らせていただきありがとうございます。神さまの恵みを粗末にして、糖尿病を患いました。これより食に対して慎み、食べ方を改めますので、先祖代々のご無礼、わが身のご無礼をどうぞお許しください。

(5)○月○日までに、神のおかげをいただき、糖尿病が治りますように、どうぞお願い申し上げます。」

お願い事は口に出す方がよい?

むかしの人(昭和初期くらい)は、神へお願い事をするときにブツブツと声に出していたと聞きます。

私も周りに人がいないときは、声に出して祈念しております。そちらの方が心が神に向かいやすいからです。

ただ、まわりに人がいれば、怪奇な目で見る人もありますし、となりの人の邪魔になることもあります。

そのような時には、自分だけに聞こえるくらいの小さな声で願ったり、心の中で強く念じるのがよいでしょう。

神さまを拝むには、人とのあいだに差支えがないのが良いです。

例えば、妻が自宅で神さまを拝みたいけれど、夫がそれを嫌うというパターンはよくあります。

そのようなときは、意地になって声を張り上げて祈念を上げたりせずに、ひそかに神信心を行うことが大切です。

状況に合わせて柔軟にするのが第一。心が違わなければ、神さまへとちゃんと届きます。

以上、神さまへ願い事をするときの言い方についての解説でした。

神社での願い事の種類と例

神社での願い事の例として以下3種類を紹介いたします。

他の願いの例が知りたい場合は、以下の記事を参考に祈願文を自分なりにおつくりください。
ご祈願ってどんな種類があるの?17種の意味と例文を解説

家族の健康・無事安全の願い事の例

「(祭神)さま。(地名)に住む(十二支)の年、(ご自身の名前)がお願い申し上げます。日ごろから身の上安全、体の丈夫のお守りをいただきありがとうございます。先祖からの知らずのご無礼があれば、どうぞお許しくださいませ。家族中の身の上安全、体の丈夫を頂かせてください。災厄がありましょうとも、大難は小難、小難は無難にと取り払いくださりますようお守りくださいませ。

良縁に関する願い事の例

「(祭神)さま。(地名)に住む(十二支)の年、(ご自身の名前)がお願い申し上げます。幼少の時より、ここまでお育ていただきありがとうございます。親・先祖からの無礼粗末をお許しください。30歳を迎えたので、結婚をして家庭を築きたいと思います。どうぞ、本日より3カ月の日を切って良きご縁に恵まれますようにお願い申し上げます。

仕事に関する願い事の例

「(祭神)さま。(地名)に住む(十二支)の年、(ご自身の名前)がお願い申し上げます。日頃より、元気な体をいただき、神のご用に仕えさせてもらいありがとうございます。親先祖からの知らずのご無礼を、お許しくださいませ。このたび、新規事業を立ち上げ、世のため人のためになる商売をさせてもらいたいと願いを立てております。どうぞ、神さまの力添えを受けて繁昌しますようにお願い申し上げます。

以上3つの例でした。

願い事の言い方は、こう言えば叶う、こう言うと叶わないといった機械的なものではありません。

願う先は無機質なモノではなく、情感のある「神」です。よって小手先のテクニックよりも神の心が動く「願い主の心」が重要です。

「天知る、地知る、我知る」というように、合わせ鏡で見るように、神さまは願う者の心をよくご存じだと言います。

なので、神を敬う、真心からの一心が何よりも大切です。

今回は以上でございます。

祈願が成就するための3箇条【これから神仏に願う人へ】

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