天地の神へのお供え

 



お供えのすすめ
ー 天地の神への供えもの ー



お供えのすすめ
ー 天地の神への供えもの ー

目次

その1.お供えとは?

お供えとは感謝の心から、また、祈願の想いを込めて神さまへ品物を奉ることです。神さまへのお供えは形の大小に値打ちがあるのではありません。たとえ、ささやかであっても真心からのお供えであれば、神さまはこれをお喜びになります。毎朝、天地への敬いの心をもってお供えものを奉れば、神さまとのご縁は日に日に深まるでしょう。

その2.お供えはいつするの

神さまは初穂を喜ばれるため、お供えものは朝一番に供えるのが好ましいです。初穂とはその年の最初に実った稲穂の意味で、神さまの恵みで育った稲穂は、人間が食する前に、感謝の意を込めてまず神さまへと捧げられます。それと同じように、自宅の供え物も初穂として朝一番に供えるのが好ましいのです。

お供えものを下げる時間はいつでもかまいません。下げるときに、神さまに一言「お下げしてもよろしいでしょうか」と断りをおくのがよいでしょう。

神さまへのお供えは毎日行うのが好ましいですが、仕事や家庭の事情でむずかしい場合は、できる範囲で真心から行うのがよいです。

その3.基本のお供えもの

神さまへのお供えものは榊、灯明、お神酒、米、塩、水を基本とします。

榊(さかき) 

榊
榊

神さまへは、榊(さかき)やヒサカキ(姫榊)のように年中青々とした植物を供えます。榊は生命力が強く、根もとから刈っても再び新しい芽が出るので代々栄える、繁昌という願いを込めてお供えします。

灯明(とうみょう)

灯明
灯明

灯明とは神さまを拝むときに供える灯火のことです。ろうそく立てや油皿などに火を灯し対にしてお供えします。ろうそくの火を消すときは手であおいだり、火消し道具を使って消火します。

神酒(みき)

お神酒
お神酒

神酒とは神さまに供えるお酒のことです。むかしから「お神酒上がらぬ神はなし」と言われ、天地の神さまへもお神酒をお供えします。お神酒は日本酒を瓶子(へいし)に入れて、対にして供えます。

神さまから下げたお神酒は、ありがたくいただきましょう。体の丈夫を願って飲む、体の悪いところにつける、豊作を願い、田に撒くなどいただき方は様々です。ありがたき・もったいなき・恐れ多きの「神酒(三き)の心」でいただくとおかげがあります。

ご供(ごく)

三方に乗せたお米
三方に乗せたお米

むかしから、日の神の「日」、月の神の「水」、地の神の「土」の3つの恵みからできる穀物を三宝様とよび、天地の神さまへ炊きたてのご飯を供えます。真心からのお供えは、先祖の御霊に分け与えられます。

また、炊き立てのご飯を3つ供える方法もあり、この場合一つは天に、一つは地に、一つは天と地の間にそなえます。

水玉
水玉

神さまにお供えするお水をご神水とよび、お水玉に注ぎお供えします。水は月の神さまのお恵み。常日頃から水を大切にして、感謝の心で神さまに供えましょう。下げたご神水はお神酒と同じようにいただきます。

盛り塩
盛り塩

塩をお祀りするときは、固めた塩を皿(かわらけ)に盛ってお供えします。固め器を使って形をつくる場合、サラサラの塩だとすぐに崩れてしまいます。そのようなときは、水を一滴たらしてよく混ぜると固まりやすいです。

その4.お供えを交換する頻度

灯明お供えものをするとき、朝晩のあいさつのとき等
毎月の9日、21日に交換
神酒毎月の9日、21日にお供え
毎月の9日、21日、もしくは毎朝
毎日
毎日

その5.その他のお供え

神さまにとって大切な日には、基本のお供えに加えて、以下のお供えをします。

縁日(月の21、22、23、24日)神酒、野菜類、なます、魚類など
祭り日(月の9、10日)神酒、野菜類、なます、魚類など
五節句節句の食べ物や旬の野菜など

天地の神さまへは「牛肉などの四つ足のもの以外」であれば、なんでもお供えできます。基本のお供えの他に海川山野の幸、野菜、果物、菓子、乾物、四季折々の食物、節句の食べ物など、心向くままにお供えください。

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