神へのお供え

神へのお供え

三方

三方

三方さんぼうとは神さまに供える神饌物しんせんものを乗せる台。穴が空いてない側を神さまに向けて供えます。

三方には、高さが低めの遠山三方や、平たい折敷おしきなど形も高さもいろいろなものがあります。神棚やお供えする物に合わせて選びましょう。

三方や皿(かわらけ)などの神具を買う時は、

  • 完成した神前のイメージを大まかにもつ
  • 何をお供えするか、どのくらいの量をお供えするかを先に考える
  • 設計図と細かな寸法を書きだす
  • 寸法を確認してから購入する

など、失敗しないようによく計画することが大切です。

敷き紙

三方には敷き紙を敷いて、その上に供え物を乗せます。

三方と敷き紙

敷き紙の折り方は、右側が上になるように折ります。

敷き紙の折り方

厚手の半紙を、三方の大きさに合うように切って敷いてみてください。

お供え物

榊 

榊

神さまへは、さかきやヒサカキ(姫榊)のように年中青々とした植物を供えます。

榊は生命力が強く、根もとから刈っても再び新しい芽が出るので代々栄える、繁昌という願いを込めてお供えします。

榊は榊立てに挿して、二つ対にしてお供えします。

古い榊を新しい榊に交換するタイミングは、以下のときです。

  • 枯れ始めたとき
  • 月の三日(1日、15日、28日)
  • ご縁日(21日、22日、23日、24日)

元気がなくなってきたなと感じたら交換しましょう。

榊を長持ちさせるためには

  • 根を切るときに、水の中で斜め45度に切ること
  • 毎日水替えをおこなうこと

夏は枯れやすく、冬は長持ちします。

灯明

灯明

灯明とうみょうとは神さまを拝むときに供える灯火のことです。

  • ろうそく立て
  • 油皿

などに火を灯し二つ対にしてお供えします。

ろうそくの火を消すときは息を吹きかけずに、手であおいだり、火消し道具を使って消火します。

火を供える際には十分に注意をし、神棚から離れるときは火を消しましょう。

お神酒

お神酒

神酒みきとは神さまに供えたお酒のことです。むかしから「お神酒上がらぬ神はなし」と言われ、天地金乃神さまへもお神酒をお供えします。

お神酒は日本酒を瓶子へいしという陶器に入れて、二つ対にしてお供えします。

神さまから下げたお神酒は、ありがたくいただきましょう。

  • 体の丈夫を願い、飲む
  • 悪いところにつける
  • 豊作を願い、田に撒く

などいただき方は色々あります。

お神酒はいただく者の心によっておかげがあると伝えられます。ありがたき、もったいなき、恐れ多きの「三きの心」でいただきましょう。

ご神飯

ご神飯

むかしから、穀物のことを三宝さんぼうさまといいます。

  • 日天四にってんしさまの日
  • 月天四がってんしさまの水
  • 金神こんじんさまの地

上の三神の恵みでできることから三宝さまといいます。

天地金乃神てんちかねのかみさまへは炊いたご飯をお供えし、これをご神飯(ご供)といいます。

ご神飯は皿(かわらけ)に盛って

  • 一つは天
  • 一つは地
  • 一つは天地の間

の三つを供えます。

一心に神信心する者が供えた物は、先祖の御霊みたまに分け与えられると伝えられます。

お水

水玉

神さまにお供えするお水をご神水しんすいとよび、お水玉に入れてお供えします。

水は月天四がってんしさまの御物といわれ神さまのお恵み。常日頃から水を粗末にせず大切にして、感謝の心で神さまに供えましょう。

下げたご神水はお神酒みきと同じようにありがたくいただきます。

盛り塩

盛り塩

塩をお祀りするときは、固めた塩を皿(かわらけ)に盛ってお供えします。

固め器を使って形をつくる場合、サラサラの塩だとすぐに崩れてしまいます。そのようなときは、霧吹きで吹くか、水を一滴たらしてよく混ぜると固まりやすいです。

お供え物の配置

お供え物は以下のように並べます。

お供え物の配置

お供えの頻度と交換するタイミング

お供えもの交換、お供えする頻度
月に1~2回
灯明拝むとき
ご神飯毎朝
お神酒1日、15日
お水毎朝
盛り塩二週間に一回

その他のお供え

天地金乃神さまには「牛肉などの四つ足のもの以外」なら、なんでもお供えできます。

この記事で紹介したお供えを基本に、

  • お菓子
  • 野菜
  • 果物
  • 初物
  • 四季折々のもの

など、すきなように真心でお供えしてください。