こんにちは、「こんじんの宮」のタツノトシです。
5年間、神さまを拝みつつ、コツコツ徳積みをしております。
徳があると言えば、人並みはずれた高徳な方を指しますが、すべての人は大なり小なり徳をもっています。
徳とは心に備わる性質であり、大きな徳を受け得れば、「使って減らぬ千両箱」のように生涯において恵まれ続けるのです。
そのような徳を積むにはどうすればよいのか、それは、
徳を積むには、トイレ掃除やお年寄りに席を譲るなどの「善行」を積み重ねるがよいといわれますが、心得を学びつつ行えばさらに大きな徳が積めます。
本記事では徳を受ける方法の解説、また、実際の心得と具体的行動をご紹介いたします。
徳を積む方法は
徳を積むには、以下の法則が大切です。
徳を積むには「心得」だけも足りたません。「行動」だけでも足りません。
「心得」と「行動」の両方がそろってはじめて徳積みになります。
高徳と言われる人は、必ず「座右の銘」を心得ている。
人徳を積んだと言われる人たちの共通点は、必ず座右の銘などの心得を大事にしています。
徳を積む人が、心得を大切にする理由は、心得とは「お手本」であるからです。
手本をいつも忘れないように心がけて、「その心になろう、その心に近づこう」と努めるのです。
例えば、書道の稽古をするにも古典をお手本とします。
不思議な事に、それでもまったく同じように書けないのです。しかし、何度も何度も繰り返していくうちに段々とお手本に近づいて書けます。(わたしの字はミミズが這ったような字ですが…)
これを臨書といい、書道のけいこの大半をしめます。
もし、お手本を一切見ずに自分独自の感性だけで稽古するとどうなるでしょうか?
おそらく、いくら努力を積み重ねても一定の域は越えられないでしょう。
手本がなければ上達しないのは、書道も徳積みも同じです。
心得をしっかりと腹に入れて、その心になるように行動すれば、しだいに心が変わり徳が積めます。
心得と行動の実例
わたしは、「お米を粗末にしない」ことを徳積みの一つとして大切にしています。
その理由は、以下の2つの心得を腹に入れたからです。
もう一つは、
三宝様(さんぼうさま)とは天・地・人の3つを指し、その恵みによってできる稲穂を三宝様とよびました。
人間はお金や権力を持つと慢心して、頭を下げるのを忘れます。
なので、お金を持ったり、権力をもつほど、今の自分が恵まれているのは、天・地・国・人のおかげであるのを忘れずに稲穂のように謙虚になれよ。
また、同時に米一粒でも天地人の恵みであるのを忘れるな、例え便所の踏み板に米が落ちていても拾っていただくような心になれよ。(比喩です)
という意味があります。
わたしはこの心得を腹に入れて、米を一粒たりとも粗末にせぬように心がけました。
それら一粒一粒を見つけるたびに心得を思い出し、三宝様の恵みとして拝んでいただきます。そうしていると心が少しずつではあるけれど、心が改まってくるのです。
それ一つが要因ではないですが、ここ3年間の間で良縁・結婚・持病平癒・子宝・安産など多くの願いが成就しました。
お米一粒拾って食べるぐらいで何になるかと思うかもしれませんが、一粒の米を積み重ねれば一俵の米俵になります。一俵の米俵を積み重ねれば、万石となるのです。
米俵を何俵積んでも、中身はすべて一粒の米粒です。
米粒のような小さな行いの積み重ねで、私たちの一生はできています。
心得って言われても何を心得ればいいの?
書道に例えて、心得はお手本といいましたが、上達するには言うまでもなくお手本が大事です。深く頭が下がる心得がよいかと思います。
「いつも笑顔で」「みんな仲良く」「助け合おう」
なども心得といえば、心得ですが徳を積むとなると、ちょっと深さが足りません。
金神乃宮では、親孝行・夫婦・子育て・堪忍・欲など様々な心得をジャンル別に紹介しております。
詳しくはこちら「心の守り」
徳積みは「心得」×「具体的な行動」
尊い心得を知っても行動に移さなければ”講釈たれ”ですし、心得なくして偉人を真似して行動しても”猿の人真似”です。
「心得」と「行動」の両方がそろってはじめて徳積みとなります。
今回は以上でございます。
徳についてのまとめ記事はコチラ「徳を積むとは?徳積みを実践するために必要な情報を徹底解説」