こんにちは、タツノトシです。
5年間コツコツと徳積みに励んでおります。
さっそく本題ですが、徳を積むの反対語は「めぐりを積む」といいます。
本記事では、難義を引き寄せる原因「めぐり」をテーマに以下の3つの項目を解説いたします。
- めぐりの概要と種類
- めぐりを積む原因となる行い
- めぐりを取り払う方法
身の上に辛い出来事ばかり起きてくる人や辛い環境にある人でも、めぐりの原因を知り、取り払えば運勢はだんだんと良い方へ転び、仕合せが良くなります。
徳を積むの反対語は「めぐりを積む」
「めぐり」とは、先祖や自分の悪い行いがブーメランのように、巡りめぐって難儀の原因となって返ってくることをいいます。
今現在、身の上に起こっている病気、人間関係の問題、貧困などの難は、親・先祖や自身の心によって生み出された「めぐり」によるものかもしれません。
このように、難義には原因となる「めぐり」が存在し、それを生み出す行動・言動・思考を積み重ねることを「めぐりを積む」といいます。
めぐりには親・先祖が積んだ「家のめぐり」と、自分自身で積む「身のめぐり」の2種類があります。
家のめぐり
先祖の病気を子孫が引き継ぐことを「孫を引く」というように、親先祖のめぐりは「家のめぐり」となって、子孫にまでも影響を及ぼします。
ことわざに「親苦、子楽、孫乞食」とあるように、親が苦労をして子供に財産を残しても、子が楽をすれば、そのツケは「貧のめぐり」となって孫に回ってくるのです。
このように親先祖から受け継いだめぐりで難を受ける。これを「家のめぐり」といいます。
身のめぐり
自分自身で、悪行を重ねて積むめぐりを「身のめぐり」といいます。
身のめぐりは、自分で気づかないうちに積んでいる場合が多々あります。なぜなら、人柄がよい正直者でも、神に対して無礼を重ねれば、それがめぐりとなるからです。
食物は人の命のために天地より与えられたものであり、その良し悪しを言うのは天地の神に対して不足を並べるようなものです。不足が積もれば、それが身のめぐりとなって難を受けます。
めぐりとは多くの場合、自覚なく積むものです。身のめぐりは自分の代で取り払いをしなければ、家のめぐりとなって子孫に残ります。
めぐりを積む原因
人間は生きる中で知らず知らずのうちに、神へご無礼をしてめぐりを積みます。ここでは、いくつかの原因を解説します。
神の恵みを粗末にする
大食は身にオノを打ち込むようなものです。おいしいものをお腹一杯になるまで食べ、さらにもう一杯もう一杯と我食・我飲をすればこれがめぐりとなります。
また、水を粗末にすれば、それがめぐりとなります。
水は月の御物といわれ、神のお恵みです。水を拝んで大切にすれば、めぐりのお取り払いとなります。
日柄・方位などの吉凶を見る
引っ越しや旅行に行くのに方位の吉凶を見て、「あちらの方角は悪い」「こちらの方位は良い」と言うのは神さまへのご無礼です。
なので、「暗剣殺の方位に引っ越せば向こう60年は凶作用がある」「大将軍が所在する場所の土を動かすと災いがある」と恐れるのはご無礼であり、めぐりを積む考えです。
また、日柄の良し悪し(仏滅、赤口、不成就日、三隣亡)をいうのも、同じことです。日の神は365日欠かすことなく、地上をお照らし下さります。神がお照らしがある日に良いも悪いもありません。
日柄方位の良し悪しを言わず、神に一言「こちらに引っ越させてもらいます。お守りください」と願い届けて行えば、めぐりは取り払いいただき、お守りを受けられます。
人を憎む
「人を呪わば穴二つ」というように、人に対して恨み、憎み、嫉みの感情を強く持つとこれがめぐりとなります。
子どもを憎まれて喜ぶ親がいないように、人を憎めばめぐりを積みます。
また、「死ねばいいのに」と思ったり、軽々しく口にすれば、これもまためぐりとなります。「天知る、地知る、我知る」というように、天地の神は人の心の内までよくご存じです。
悪い人でも憎まずに、「あの人が、良い心に改心しますように」と願えば、自身はめぐりを積まず取り払われます。
めぐりを取り払うには徳を積む
めぐりを取り払うには、以下の2つが有効です。
- 神にめぐりの取り払いを願う
- 徳を積む
先祖のめぐりがあろうとも、神に詫びて心を改めれば日向に氷をおくように、めぐりは消えてなくなると伝えられます。
なので、「先祖代々からのめぐりをお取り払いください。また、知らず知らずの無礼粗末をお許しください」とお願いし、心を磨いて徳を積むことが大切です。
徳を積むとは?徳積みを実践するために必要な情報を徹底解説
「大難は小難に、小難は無難」にというように、神に一心に願えば、めぐりが到来して大きな難を受けるところでも小さい難に変えてくださります。
めぐりを恐れて暮らすよりも、神に願い、徳を積んで前向きに先を楽しむ生き方をしましょう。
今回は以上でございます。