金神除け(こんじんよけ)とは?金神封じや鬼門除けは不要な理由

こんにちは、タツノトシです。
先祖から四代にわたり、地の神「鬼門金神」へ仕えることを生業としております。

金神は最凶の祟り神として人々のあいだで恐れられ、金神が在する方角は「逃げとけ、よけとけ、回っとけ」と避けられました。

その方位を犯せば「知らずに犯せば牛馬七匹、知って犯せば亭主より七墓築かす」と伝えられ、悪心邪神と忌み嫌われたのです。

その悪評を聞いて、引っ越し、建築、増築、改築を行うときに、神社やお寺でお祓いをしてもらい、金神除けの守り札を家の敷地へまつろうと考える方もいるのではないでしょうか?

先祖から四代にわたり金神さまに仕え、代々おかげ(神の恵み)を受けてきた私が思うに、金神除けは不要です。

金神除けをまつるのは祟りから逃れ、無事安全に暮らしたいという願いからでしょうが、金神は災厄を与える悪神ではありません。

金神は全ての方位方角を司り、万物を生みなす地の神。嫌って除けるよりも「お守りください」と願って守護をいただくべきです。

金神の威徳によって手厚いお守りを受ければ、いらぬ災厄は取り払われ、子孫繁昌・家繁昌となります。

目次

金神除け(こんじんよけ)とは?

金神除けとは、金神の祟りから免れるための祈祷、また、守り札を家の敷地内に納める儀式です。

暦神「金神(こんじん)」は最恐の神と恐れられ、むかしから「逃げとけ、よけとけ、回っとけ」といわれて避けられてきました。

この神が所在する方位は万事が凶とされ、引っ越し、建築、増築、改築、旅行、嫁取り、土を動かしたり、木を切る等は忌むべき行いとされます。

もし、それを行えば、家族・家畜・近隣の者を含め7人の命を取られる金神七殺(こんじんしちせつ)の祟りにあうと伝えられるのです。

その災厄を除けるために、山伏に祈祷をしてもらったり、出雲大社の土を屋敷にまいて大国主命に守ってもらう「出雲屋敷」や、鬼門(北東)の方角へ小さな祠を作って金神を鎮める等、さまざまな対策が考えられました。

「金神除け」とは、その対策の一つで、神社やお寺で祈願祈祷をしてもらい、護符(守り札)を家の敷地内に祀ることです。

現代でも、家のリフォームや建築、引っ越しを行うときに、神社・寺へお参りして数千円から数万円を納めて祈祷を受けて、「金神除け」と記された守り札をお祀りする方もおられます。

金神除けや金神封じや鬼門除けは不要

引っ越し、建築、増築、改築、旅行、嫁取り、土を動かしたり、木を切る等を行う場合でも、金神の祟りを恐れて金神除けをする必要はありません。

その理由は以下の通りです。

その一、金神は地の神、福の神
その二、金神除け・金神封じ・鬼門除けは金神へご無礼
その三、正直に願えば広大な威徳によって守ってくれる

順々に解説いたします。

その一、金神は地の神、福の神

長年、悪神邪神として恐れられてきた金神さまですが、一方で広大な威徳で人を守る「地の神」や「福の神」という側面があります。

幕末期に生まれた赤沢文治(川手文治郎,のち金光大神)は,1855年(安政2),42歳の厄年の大患を契機として,日柄・方位にかかわる祟り神としての金神を,大地の神としてとらえ直す

金神除け|コトバンク

金神さまは赤沢文治という一人の人間を通して、多くの人を助けた神です。参り願いくる人々におかげを授け、人の生活が豊かになるための心得を説きました。

お産の迷信についての誤りを否定し安産の方法を教えたり、麻疹にかかった妊婦につぎつぎご利益を授けたり、コレラの対処法をしらせたり、日柄方位に悩み苦しむ人たちを解放したりと。

やがて赤沢文治は大谷の金神と世に知れ渡り、藩士や殿様までもが百姓の文治を生神として訪ねて参り、拝みました。

金神さまは恐れられる面もありますが、敬い慕えば、神徳によって人の味方になってくれる地の神・福の神です。

金神とは「地の神」【凶神と恐れられた方位神が福神になった経緯】

金神さまは「逃げとけ、よけとけ、まわっとけ」と恐れられてきた神ですが、本来は「地の神」です。本記事では、金神さまが人を助けた実例を交えながら、福神という視点で解説いたします。


その二、金神除け・金神封じ・鬼門除けは金神へご無礼

わたしたちの住む地は、金神さまが守るお土地です。

その土地に対して、「未の方角に引っ越せば金神の祟りがある」「鬼門の方位に玄関があると家運が衰える」とあれこれ悪くいうのは、金神への無礼です。

地の神は、全ての方位方角を人間が住めるように守り、人の命のために草木や動植物を育みます。衣食住をはじめ、身の周りの物の「元」をたどれば、すべて行きつく先は、天と地でしょう。

地の恩恵を受けていない人は誰一人としておらず、常平生、地の神の恵みによって人は生きるのです。

それにもかかわらず、方位の吉凶をあれこれと言って、金神をよけるのは地の恩を知らぬも同じこと。金神除けは神へのご無礼であり、めぐりを積んで運勢を悪くする元です。

地の神は守り札一枚で封じられるような神ではありません。人間を陰ながら恵み続けてくださる大きな神でございます。

その三、正直に願えば広大な威徳によって守ってくれる

金神さまは恐ろしいイメージを持たれがちですが、近づく心で頼めばその威徳でお守りくださる神さまです。

なぜなら、むかしから「天は父、地は母」というように、天と地は万物の大きな親であり、そのものが慈愛をもつ神であるからです。

日の神は、一銭も求めずに日を照らし、月の神は雨露を恵み、地の神へと一粒の種を撒けば、万倍になって返ってきます。

神とは陰ながら無条件に恵み続ける親のような存在であり、願いある人は地の神「金神」へと一心に頼めば恵みが受けられます。

神がお守りくださる土地へ引っ越し、建築をする時は、金神除けといって嫌ってはいけません。

「金神さまのお土地を使わせていただきますので、お守りください」と願い、家内安全、体の丈夫、仕事、結婚、安産などその時々の願いを頼めば、地の神として力添えをくださります。

以上3つが金神除けが不要な理由です。

その一、金神は地の神、福の神
その二、金神除け・金神封じ・鬼門除けは金神へご無礼
その三、正直に願えば広大な威徳によって守ってくれる

金神除けの札を祀るよりも、金神を神として祀るのが吉

ネット神社「金神乃宮(こんじんのみや)」では、地の神「鬼門金神」をおまつりしております。

引っ越し、移転、旅行、増築、改築、建築、動土などを行うときに、金神さまの守護を授かるように全国どこからでもお金入らずでお願い出来ます。

これまで災厄を逃れるために金神除けの札が祀られてきましたが、金神乃宮では、家を守ってもらい繁昌するために神として祀るのです。

金神さまを自宅へお祀りする方法などもサイト内に記載しております。興味のある方はご覧ください。

神を祀る

家に神棚をお祀りすれば神さまがより身近になります。
神前に座って手を合わせれば、そこは神さまとの特別な空間になるのです。

家に神棚をお祀りすれば神さまがより身近になります。神前に座って手を合わせれば、そこは神さまとの特別な空間になるのです。

金神を恐れるよりも、近づく心になることが大事

災厄を恐れて金神除け、金神封じ、鬼門除けをするよりも、「金神さまのお土地を使わせてください」と丁寧にお断りを申し上げましょう。

地の神は隙を狙って建築をしたり、避けたり、封じ込めようとすることを嫌います。回りくどいことをせずに正直に頼めばこころよくお守りくださる神です。

金神とは、すべての方位を司り地を治める神。嫌って除ければ恐ろしい神ですが、敬って近づけばその威徳で人を守る福の神となるのです。

むやみやたらに叱る神ではありませんので、「神」として敬うこと肝要であります。

今回は以上でございます。

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