#15神のお土地を清める
#15神のお土地を清める
\ ありがたや /
地は母であり神
私たちが何気なく住んでいる「地」。この地の上で草木が育ち、虫が生まれ、魚がとれたり、下を掘れば温泉や水が湧き出て、石油や鉄などの資源がとれたりと、よくよく考えたら「地」とはすごい存在です。
人間や植物や動物をはじめあらゆる生き物を生みだすため、むかしから「地は母」と言われます。
人は土地を貸すのにお金を取りますが、地の神は見返りを求めずに人間に土地を与え、草木や鳥や魚を恵むのです。その心は母親が生まれた子供に無条件に恵むようなもの。それが地の神さまであります。
なので、その世話を受けて生きるわたしたちは地への感謝の心をもち、道を歩くにもむやみやたらに唾を吐いたり、ゴミを捨てないように慎まねばなりません。
地の神さまを敬う心になって、土地を清めれば大地のお守りを受けられます。
\ やってみよう /
外に出たらゴミを一つ持ち帰る
タバコの吸い殻、空き缶、マスク、パンを食べ終わった袋など、外出をしたときにゴミを一つ持ち帰ってみよう。
ボランティアのようにゴミ袋をもって集めて回れば時間がかかり家事育児や仕事に差支えますが、買い物や仕事帰りであれば、時間もかからず誰でも手軽に行えるはずです。
ゴミ拾いをしていると、ふと「なんでゴミを捨てるのだろうか」とポイ捨てをする人を憎む心になるかもしれませんが、人を恨んではいけません。
そういうときには「このゴミを捨てた人が直ぐい心になりますように」と願いながら拾うとよいでしょう。神さまのお土地を清める気になって、心を神に向けて拾えばおかげがあります。
また、神さまのお守りくださる土地はむやみやたらに汚せませんが、山に入った時に小便でもしたくなったときは、「神さまご無礼します」と断りおいてさせてもらえば結構です。
よきコト&わるきコト
神さまのお土地を清めれば
- 土地をきれいにする意識が他の人にもうつる
- 心の穢れが取り払われ清くうつくしい心になる
- 神さまのお守りくださる土地がきれいになる
- 地の神がよろこび相応のおかげを受ける
神の地をみだりに汚せば
- 一人が汚せば連鎖して他の人も汚すようになる
- 地が汚れると同時に自分自身の心も汚れる
- めぐりを積んで後に災厄として返ってくる
- 神のお守りくださる土地が穢れ神が残念に思う